先日本屋で見かけたレシピ本が欲しくなった今日。
買っておけばよかったという後悔より、明日行こうかなという希望に変わるのはいいことで。
勉強を投げ出して一週間。ほとんどの時間を睡眠に費やした。疲れきっていたのだろう。
受験を先延ばしにすることをまだ予備校に伝えていない。面倒だと心から感じている。
熱血の先生はがっかりするだろうか。その後ろでもう一人の先生は気怠そうに手続きを進めるのだろうか。
明日から少しだけ問題でも解いてみようかな、なんて思った。まだ少し嫌だけれど。
自分のご機嫌をとりながらゆっくりと進めたらいい。
事業所で、スケジュール帳に通所出来た日を記録して、週四日行けていたことに少し驚いた。
まずは通所を目標に。そう決めて走った二年前。あれもこれもと手を出して息切れしつつ、やっとペースを緩めたと思ったら、余白にまたなにかを詰め込もうとしている。
面談で職員さんに、焦らなくていいと思います、と、力強いトーンで言われ、就職面接も踏み留まった。
たぶん、少しは進んでいる。実感は大してないけれど。
病室にひとり、シーツを替えながら、突然のフラッシュバックに顔を歪めていたあの日より、きっと、前に進んでいる。
ここまで書いてもまだしっくりこない。
無理やり前を向いているような違和感が胸につかえている。
それでも。たぶん大丈夫。
こうやって私は地道に進んで、嫌な過去はいつかとても遠くに、思い出としてそっとしまわれるのだろう。
今日はもう終わりだ。明日また少しだけなにか出来たらいい。そう願って。